カタール・ワールドカップは現地時間12月2日、グループステージG組とH組の第3戦、計4試合を開催した。
G組では、カメルーンが強豪ブラジルに1-0の勝利。相手に押し込まれ、再三ピンチを迎えたなか、GKエパシの好セーブなどもあり粘り強い守備で無失点に抑えると、90+2分にアブバカルがヘディングで決勝ゴールを挙げ、勝点3をもぎ取った。
スイス対セルビアは打ち合いに。20分にシャキリのゴールでスイスが先制も、26分にミトロビッチ、35分にヴラホビッチがネットを揺らし、セルビアがあっという間に逆転。さらにゲームは動く。44分にスイスがエムボロの一撃で同点とすると、後半開始直後の48分にはフロイラーが決めて勝ち越し。このまま最後まで1点のリードを守り切ったスイスが3-2で熱戦をモノにした。
この結果、敗れたブラジルは、スイスに勝点6で並ばれるも得失点差で上回り、首位抜け。スイスが2位でベスト16入りを果たした。なおカメルーンは今大会初勝利もあと一歩及ばず3位。セルビアが最下位となっている。
H組では、韓国がポルトガルを2-1で撃破。開始5分にリカルド・オルタのゴールで先制されるも、27分にセットプレーの流れからキム・ヨングォンが同点ゴールを挙げる。さらに終了間際の90+1分、高速カウンターからファン・ヒチャンがネットを揺らし、劇的な逆転勝利を飾った。
ガーナ対ウルグアイは、28分にスアレスのシュートのはね返りをデ・アラスカエタが詰めてウルグアイが先制に成功。その4分後にはスアレスのお膳立てから再びデ・アラスカエタが強烈なボレーシュートでネットを揺らし、ウルグアイが2-0の快勝を収めた。
この結果、ポルトガルがグループ首位通過。最終節で強豪を下した韓国は、勝点と得失点差で並んだウルグアイを総得点で上回り、2位に滑り込んで決勝トーナメント進出を決めた。ガーナは最下位で大会を去った。
ラウンド・オブ16では、G組1位のブラジルとH組2位の韓国が対戦。H組1位のポルトガルはG組2位のスイスと相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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