イスマイル・エルファス主審がジャッジ

 日本代表がカタール・ワールドカップ(W杯)のベスト8進出をかけて現地時間12月5日に戦う決勝トーナメント1回戦、クロアチア代表戦を担当するレフェリーが国際サッカー連盟(FIFA)から発表された。

 このゲームを担当するのは主審と副審の3人がアメリカのセット。イスマイル・エルファス主審、コリー・パーカー副審とカイル・アトキンス副審で、第4審判はアルジェリアのムスタファ・ゴルバル氏とされた。

 エルファス主審はここまで2試合を担当しているが、いずれもちょっとした話題になっている。記憶に新しいのはグループリーグ最終戦のブラジル代表とカメルーン代表戦で、試合終了間際に先制点を決めたカメルーンのFWバンサン・アブバカルがユニフォームを脱いで喜びを爆発させたあと、互いに笑顔で彼にとってその試合2枚目のイエローカードとレッドカードを提示した姿があった。W杯での珍事の当事者になった。

 一方、エルファス主審はグループリーグ初戦ではポルトガル代表とガーナ代表の試合を担当し、ポルトガルのFWクリスティアーノ・ロナウドが倒された場面をPK判定。スポーツチャンネル「DAZN」の判定検証番組「W杯ジャッジリプレイ」でも、「PKとしないほうが良かったのではないか」と議論になった判定をしていた。

 昨年の東京五輪も担当するなど経験豊富なエルファス主審は、準々決勝で日本がニュージーランド代表にPK勝ちしたゲームも担当している。日本としてはレフェリーのクセも把握しながら、前回ロシアW杯準優勝クロアチアの牙城を崩したいところだ。(FOOTBALL ZONE編集部)