【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決
勝トーナメント1回戦】オランダ-アメリカ(日本時間12月4日/ハリーファ国際スタジアム)
リプレイ映像を見ているかのような2失点目に、アメリカ代表GKターナーも怒りが収まらなかった。ほんの一瞬、気を抜いてしまったことで起きた失点に、守護神も黙ってはいられなかったのかもしれない。
前半開始早々に先制ゴールを許したアメリカ代表は、前半をなんとか1点ビハインドの状態で終わらせたかった。しかし、45分にオランダ代表は右サイドのスローインを得ると、DFダンフリースがマイナス方向にクロスをあげ、それを逆サイドのブリントが合わせて2-0と突き放した。
ABEMA視聴者が「同じ形w」「全く同じパターン」「またマイナスクロス」とコメントをを寄せたように、アメリカ代表は1失点目も同じような形から失点をしていた。いずれのシュートもGKからするとノーチャンスで、これにはアメリカ代表GKターナーはかなりお怒りの様子だった。
ABEMAで解説を務めた戸田和幸氏は「1点目の形に似てましたね。マイナスのボール、右足のボール。ディフェンスラインはボールの位置に合わせなきゃいけないので手前が空くっていうところですね。デストの戻りも遅い感じはありますが、クロスも非常にうまかった」とアメリカ代表の失点の理由をこのように分析した。
この前半終了間際の痛恨の失点が響き、アメリカ代表はラウンド16で敗退となってしまった。ワールドカップのような世界最高峰の舞台では一つのミスが命取りになってしまうことを改めて実感させられるワンシーンだった。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)