両チームとも状態が良かっただけに残念だ
FIFAワールドカップ・カタール大会では優勝候補として注目されているブラジル。グループステージは2勝1敗で首位通過しており、ラウンド16では韓国と対戦する。
そんなブラジルだが、続出する怪我人に悩まされている。グループステージで負傷したネイマールは復帰間近とされているが、ガブリエウ・ジェズスとアレックス・テレスの負傷が新たに明かされた。両者ともに膝を負傷しており、テレスに関しては手術の必要があるという。左サイドバックはアレックス・サンドロも負傷して万全ではなく、今後の不安要素となりそうだ。
ジェズスの負傷はブラジル代表だけでなく、所属するアーセナルにとっても大打撃だ。英『football.london』によると、3から4週間の離脱となるようだ。またジェズスもテレスと同様に手術の必要性があり、もしそうなれば離脱期間は最大3カ月になるといわれている。
現状プレミアリーグでマンチェスター・シティを抑えて首位に立つアーセナルはこの問題をどう解決するのか。エディ・エンケティアという素晴らしい若手はいるが、ジェズスと比べるとどうしても見劣る。スタッド・ランスにいるフォラリン・バログンをレンタルバックするなど選択肢もなくはないが、冬の移籍市場の補強で埋めるのが一番か。
怪我人の続出は明らかに、過密日程が影響している。22-23シーズンは序盤から日程が詰め込まれており、それはW杯も同様だ。グループステージ終了後は休みなく決勝トーナメントが開始され、選手の疲労は溜まるばかり。決勝トーナメントではよりレベルの高い試合になるため、さらに怪我のリスクは高まる。
ブラジル代表、アーセナルにとって大打撃となるジェズスの離脱。とくにアーセナルはブラジル代表FWに期待するものは大きかっただけに、早期復帰を願いたい。