日本代表MF遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)が、FIFAワールドカップカタール2022・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)のクロアチア代表戦に向けた意気込みを語った。

 グループE初戦で強豪ドイツ代表を相手に劇的な逆転勝利を飾った日本代表。その後、コスタリカ代表に完封負けを喫したものの、第3節で”優勝候補”とも目されているスペイン代表に大金星を挙げ、グループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。5日に行われる決勝トーナメント1回戦ではグループFを2位で通過したクロアチア代表と激突。過去最高成績となるベスト8進出を目指す。

 ヒザの負傷の影響で前節は数分間の出場にとどまった遠藤。自身の状態について「(体調は)全然大丈夫です。まだ少し痛みはありますけど、ヒザもほぼ大丈夫です」と明かし、ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/スペイン)やマテオ・コヴァチッチ(チェルシー/イングランド)ら強力な中盤を擁するクロアチア代表との対戦に向けては「真ん中に良い選手がいるので、個人的には対戦が楽しみです」としつつ、「個人の1対1で自分の良さを出していきたい思いはありますが、チームとしての戦い方をしっかり整理する方が大事だと思っています」とコメントした。

 対峙が予想されるクロアチア代表の”絶対的司令塔”モドリッチについては「特徴については有名すぎて分かっている分、特に何か気にすることはないです。チームとしてしっかり守ることが大事だし、その局面でしっかり上回れるような準備をしたいと思っています」と言及。試合展開については次のように予想した。

「相手チームも守備の時はしっかり守ってくるイメージはあるので、お互い我慢する展開になると思うし、逆に言うとドイツ戦とスペイン戦よりはもう少しボール持てるのかなというイメージはしています。でも、そこは実際にゲームに入ってみないと分からないところはありますし、固い試合になるイメージはしています」

 注目の一戦は日本時間の6日午前0時にキックオフを迎える。