日本代表GK権田修一(清水エスパルス)が、FIFAワールドカップカタール2022・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)のクロアチア代表戦に向けた意気込みを語った。
グループE初戦で強豪ドイツ代表を相手に劇的な逆転勝利を飾った日本代表。その後、コスタリカ代表に完封負けを喫したものの、第3節で”優勝候補”とも目されているスペイン代表に大金星を挙げ、グループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。5日に行われる決勝トーナメント1回戦ではグループFを2位で通過したクロアチア代表と激突。過去最高成績となるベスト8進出を目指す。
好守を連発しグループステージ突破に大きく貢献した権田は決勝トーナメントでの戦いについて「僕にとってはW杯も初めてなので、初戦の前とそんなに変わらないです。この前もベスト32から16に行くための試合だったので、そういう意味ではW杯という大会の中で試合に重いも軽いもないと思います。ここまで全てが僕らにとっては本当に重い試合だったので、また1個上にいくための試合だなという感覚です」とコメントした。
対戦相手のクロアチア代表については「前回の準優勝チームですし、個人の特徴もドイツやスペインとは少し違って、本当にしたたかに戦ってくるチームだと思います。しつこさもあり、すごく良いチームなので、色々な可能性があった中では、僕らにとって一番難しい相手になるのかなと思いました」とコメント。その上で「グループステージの組合せが決まった時から僕らはそこを突破するんだと信じてやってきて、実際にそれが出来ました。また信じて突破すするしかないと思います。負けたら終わりという感覚よりも、勝って上に行くという楽しみの方が大きいです」と意気込みを示した。
勝利すれば日本代表史上初のW杯ベスト8進出。権田は「日本の歴史が変わった日ということで、『サッカーの日』という祝日に…なりませんね」と笑いつつ、「世界的に見たらたかがベスト8かもしれないけど、今まで誰もなし得なかったことをなし得るというのは簡単ではないです。やはり歴史が変わった瞬間というのは、理想的には祝日にというのは皆さんが全力で言ってください」とコメントした。