FIFAワールドカップカタール2022・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)が4日に行われ、イングランド代表がセネガル代表を3-0で下した。同試合でメンバー外となっていたラヒーム・スターリング(チェルシー)について、イギリスメディア『スカイスポーツ』は、自宅に武装した強盗が侵入したことが理由だと報じている。
3大会連続のワールドカップ出場となったスターリングは、グループB第1節のイラン代表戦にスタメン出場。1ゴール1アシストの活躍で6-2での勝利に貢献した。続く第2節のアメリカ代表戦にもスタメン出場しており、最終節のウェールズ代表はベンチで戦況を見守ることに。しかし、セネガル代表との一戦ではメンバー外となっており、The FA(イングランドサッカー協会)は「家族の事情」と説明していた。
今回の報道によると、武装した強盗がスターリングの家族がいる自宅に侵入したという。この知らせを聞いたスターリングは家族の状態を心配し、即座に帰国を要請。飛行機でイングランドに戻ったようだ。
イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督は「彼にはこの問題に対処するための時間が必要だ。どのようなプレッシャーも与えたくはない。サッカーが最も重要でない時もある。家族が1番であるべきだ」とコメント。イングランド代表は10日に行われる準々決勝でフランス代表と対戦するが、サウスゲート監督はスターリングの再合流について「現時点でどうなるかは分からない」と話した。