【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント1回戦】日本-クロアチア(日本時間12月6日/アル・ジャヌーブ・スタジアム)
初のベスト8を目指す日本代表が、前回大会準優勝のクロアチア代表と対戦、前半は1-0のリードで折り返した。
日本代表とクロアチア代表の対戦は今回が4戦目。初対戦は1997年に行われた国際親善試合で日本代表が4-3で勝利したものの、ワールドカップでは日本代表が初出場となった1998年のフランス大会では記念すべき初戦で対戦、0-1で敗れた。2006年のドイツ大会でも対戦があり、この時は0-0のスコアレスドロー。ワールドカップに限れば1敗1分けだった。
日本代表は板倉滉がイエローカードの累積で出場停止、久保建英も体調不良で欠場という中、堂安律、冨安健洋らが先発出場した。
日本代表は立ち上がりから3バックで積極的に仕掛けるフォーメーションを取ると、3分に谷口彰悟のヘディングシュートでクロアチアゴールを襲った。逆にクロアチア代表もボールを持つと深く攻め込み、8分にはGK権田修一と1対1に。ここは権田が体を張りナイスセーブで食い止めた。
試合は少しずつ落ち着き始めるが、日本代表がボールを持つとクロアチア代表は体を当てて厳しいプレッシャー。ボール保持率も徐々にクロアチア代表に傾いた。
10分を過ぎてから日本代表は右サイドに活路を見出し、伊東純也が再三、ゴールへの期待が持てるクロスボールを入れチャンスメイク。また前田大然もグループリーグ時と同様に前線からプレスをかけ続けた。
25分前後からはクロアチアのペース。日本代表のDFラインの裏に出すボールを多用すると、身長差も活かしながらゴール前での競り合いを選択。力強さで徐々に押し気味に試合を進めた。
40分、日本にビッグチャンスが訪れる。前田が体を張ってボールを奪い、遠藤航が絶妙なスルーパス。鎌田大地が切り返してからシュートを放ったが、わずかにゴールポストの上を通過した。すると43分にクロスが入ってきたところを前田が押し込み待望の先制点を奪った。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)