後半10分に被弾して1-1の振り出しに

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間12月5日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦。「ABEMA」でカタールW杯プロジェクトのGM(ゼネラルマネージャー)を担当するMF本田圭佑は、後半10分に同点に追い付かれたなか、「失点するのは分かっていた」と見解を述べた。

 立ち上がりは強くプレスに出た日本は、MF伊東純也からの低いアーリークロスにFW前田が飛び込む形でチャンスを作った。今大会で勝利したドイツ代表やスペイン代表との試合に比べ、日本がボールを最終ラインからつないで攻撃につないでいく回数が増やせた一方で、奪われた後の速攻を仕掛けられる場面もある一進一退の展開になった。

 時にシンプルな前線へのボールを織り交ぜるクロアチアがゴール前に迫る回数が増えていったが前半終了間際の43分、日本は右コーナーキックからショートでつなぎ、堂安が角度を作った状態から中央へクロス。そのこぼれ球を前田が蹴り込んだ。日本が先制点を奪い、1-0でハーフタイムを迎えた。

 交代なしで突入した後半、日本は同10分に失点を喫する。DFデヤン・ロブレンが右サイドの敵陣中央から右足でクロスを上げると、ペナルティーエリア中央で反応したMFイバン・ペリシッチが頭で合わせ、同点に追い付いた。

「ABEMA」で現地解説を務める本田は、「失点するのは分かっていた。想定内」と切り出し、「(ハーフタイムで)交代しなかったことが結果的に裏目に出た。ただ、これはあくまで結果論。振り出しに戻っただけ。左を動かしたほうがいい、前田さん、鎌田(大地)さん、(長友)佑都のうち2枚は代えたほうがいい。(浅野)拓磨は出したほうがいい」と冷静に語った。(FOOTBALL ZONE編集部)