決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦

 日本代表は現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で前回大会準優勝のクロアチア代表と対戦。後半に追いつかれて1-1となったなかで、今大会存在感抜群のMF三笘薫が投入された。元日本代表MF小野伸二氏、岡田武史氏も25歳のドリブラーに大きな期待を寄せている。

 日本は前半43分にセットプレーの流れからFW前田大然が左足のシュートを決めて先制。しかし、後半10分、FWイバン・ペリシッチのヘディングシュートで同点に追い付かれた。

 すると同19分、日本はDF長友佑都に代えてMF三笘、先制点の前田に代えてFW浅野拓磨を投入。勝ち越しゴールを狙うために動いた。

 元日本代表MF小野氏はこの交代のキーポイントとして「三笘の使い方」を挙げ、「守備に追われるんじゃなくて、攻撃重視で」とより高い位置で三笘がボールを受けられるような状況を作るべきだと指摘した。

 すると同25分には三笘が高い位置でボールを持ち、ドリブルで仕掛ける場面を迎えた。しかし、クロアチアもしっかりと人数をかけて三笘のサイドをケア。これには元日本代表監督の岡田武史氏も「かなり研究されてますよ。縦に行くしかないような状況」と述べ、「『三笘、さあ行け』じゃなくて、もうちょっとサポートをしてやってもいい」とサポートの重要性を強調した。

 単騎突破だけではなく、より連動した攻撃でクロアチアの守備を崩すことができるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)