日本代表のベスト8進出の夢は、はかなくもついえた。

 現地月曜日、森保ジャパンはカタールワールドカップの決勝トーナメント1回戦でクロアチアと対戦。幸先良く前田大然のゴールで先制するも、後半にペリシッチの豪快ヘッドで同点とされ、1-1のまま突入したPK戦で競り負けた。悲願成就はふたたび、4年後に持ち越されたのである。
【画像】前田大然とユラノビッチの感動的な抱擁ショットをチェック!
 歓喜に沸くクロアチアのイレブン。そのなかでひとり、日本人選手の元に歩み寄って抱擁をかわした選手がいたと、クロアチア地元紙『24sata』が伝えている。
 
「見事にPK戦を制して、誰もがセレブレーションに酔いしれるなか、勝敗を超えた感動的な場面を演出した選手がいる。試合後に号泣するダイゼン・マエダを抱き寄せたのは、セルティックでチームメイトのヨシップ・ユラノビッチだった。呼び止められて、さらに涙が止まらなくなったマエダをハグし、キスをした。真の友なのだろう。素晴らしいよ、良くやった、ヨシップ」

 右SBで先発出場したユラノビッチは、試合中に前田とも何度かマッチアップ。健闘を称え合ったふたりはふたたびグラスゴーに帰還し、スコットランド・プレミアリーグを戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部