PK失敗に号泣した。ただ、そのプレーには賞賛の声があがっている。
現地時間12月5日、日本代表はカタール・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で、前回準優勝のクロアチアと対戦。延長を含めた120分間で1-1と決着がつかず、突入したPK戦で、南野拓実、三笘薫、吉田麻也の3人が失敗して万事休した。
“切り札”の三笘薫が圧巻のプレーを披露したのが、延長の前半15分だ。自陣左サイドから得意のドリブルで一気に持ち込み、中に切れ込んで強烈なシュート。惜しくも相手GKに弾かれたが、解説を務めていた本田圭佑から、「あそこから中に来れるんですね。三笘さんのプレーやばいですね。ワールドカップ終わったら、ビッグクラブ(移籍)でしょ」と絶賛された。
【動画】本田圭佑が絶賛!韓国メディアも注目した三笘薫の60Mドリブル→強烈シュート
また韓国メディア『SPOTV NEWS』は、「クロアチアを辱めた60Mドリブル。 “日本版ソン・フンミン”を証明した」と題した記事を掲載した。
同メディアは、先日、トッテナムのレジェンドであるガース・クルックス氏が三笘について、「トッテナム所属のソン・フンミンと非常に似ている。ディフェンダーを相手にすることを恐れず、パスをしてゴールまで入れる。数年以内にトップクラスの選手になるためのすべてを備えている」と評したことを紹介。次のように称えている。
「ミトマはPK戦で2人目のキッカーに名乗りを上げたが、敗北を防げなかった。しかし、このワールドカップの4試合で、日本サッカーの未来であり、欧州サッカーが注目する選手である理由を確実に証明した」と賞賛した。
最後はPK失敗に泣いたが、この4試合で三笘が残したインパクトは特大だった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部