日本代表の鎌田大地が4年後に懸ける思いと、森保一監督への感謝を語った。

 日本はカタール・ワールドカップのグループステージで優勝経験のあるドイツ、スペインを倒し、グループ首位で決勝トーナメントに進出した。

 現地時間12月5日に行なわれたラウンド16では、前回大会準優勝のクロアチアと対戦。試合は120分を終えて1-1のまま決着がつかず、PK戦(1-3)の末に敗れた。

 クロアチア戦の敗戦から一夜明け、日本の全4試合に先発した鎌田が、4年後に懸ける思いを語った。

「クラブでの活躍が代表につながるという根本的な部分は変わらない。でも、代表に対する思いは間違いなく増えた。これからの4年間は本当に自分が代表を引っ張っていけるような存在になりたいと思っている。間違いなく自分にとってワールドカップという意味では最後のチャンス。代表のためにもやりたい。
 
 個人としては、良いクラブでプレーして日本人の価値を高めることが僕にできることだと思う。将来、日本がワールドカップで優勝を目ざしたいと本気で言える国になるためには、これまでも日本人がビッグクラブに行った選手もいますけど、なかなかそこで定位置を掴めていないというのが日本の状況だと思うので、僕自身はそこの壁を壊したい」

 また、「あまり話さなかった」という森保一監督については「ずっと良い関係性だったかと言われると、そうではなかった。自分が外されていたり、使ってもらえない時期もあった。ただ、ワールドカップで自分を信頼して使ってくれたことには感謝しているし、トータルで見るとお世話になったなと思う」と述べた。

 ビッグクラブからの関心も噂される26歳のさらなる進化に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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