カタールW杯日本代表MF鎌田大地(26)はアイントラハト・フランクフルトとの契約が来年6月までである中、ボルシア・ドルトムントやバルセロナ、トッテナム・ホットスパーなど複数クラブが移籍先候補に挙がっている。そんな中、英メディア『フットボール・ロンドン』はトッテナムが鎌田大地の獲得に動く可能性を考察している。
鎌田大地の去就については、カタールW杯開催期間中にミランやローマ、トッテナム・ホットスパー、アーセナル、バルセロナなどが移籍先候補に浮上。イタリアメディア『Sportitalia』は今月15日に「鎌田大地はドルトムント移籍へかなり近づいている」と報じていたが、『フースバル』をはじめ複数のドイツメディアは否定的な見解を披露していた。
またドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』は、来年1月にフランクフルトを退団する可能性があると報道。スペインメディア『diariogol』は、バルセロナがマンチェスター・シティ所属のポルトガル代表MFベルナルド・シウバ(28)獲得を諦め、鎌田大地にターゲットを切り替えたと伝えている。
『フットボール・ロンドン』は25日、「トッテナムにとって1月の移籍ウィンドウにおける最高のシナリオと最悪のシナリオ」と見出しをうち、トッテナムの補強戦略を展望。「最高のシナリオ」にカタールW杯で活躍したクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオル(RBライプツィヒ)やオランダ代表DFデンゼル・ダンフリース(インテル)の獲得を挙げている。
くわえて長期離脱中であるスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキ(22)の代役確保が必要だと主張。その候補について「フランクフルトの鎌田大地とアタランタのルスラン・マリノフスキーは、まもなく所属クラブとの契約期間が6ヶ月を切るため、移籍金引き下げ交渉をした上で契約する可能性もある」とし、来年1月に鎌田大地の獲得に乗り出す可能性があると指摘した。
鎌田大地本人はカタールW杯開幕前、ドイツメディアのインタビューで「今季はフランクフルトに残りますよ。この冬に他のクラブと交渉する可能性があるとしても、すぐに去ろうとは思っていません。(オリバー・)グラスナー監督と今シーズンはフランクフルトで終えたいと話していますしね」と、今冬残留が既定路線であることを明かしていた。来年1月、同選手のもとにオファーが届くか注目が集まる。