FIFAワールドカップカタール2022・決勝トーナメント1回戦、日本代表対クロアチア代表が現地時間5日に行われ、PK戦の末に日本代表が敗戦。日本代表を含め、ベスト8に進出したアジア勢は一つも出なかった。アジア勢が再び準々決勝進出を逃した理由について、ドイツ紙『フランクフルター・アルゲマイネ』が分析している。

 日本代表は下馬評を覆し、グループステージでドイツ代表とスペイン代表を破り、E組1位で決勝トーナメントへ進出した。韓国代表やオーストラリア代表もグループステージ突破を果たした他、サウジアラビア代表がアルゼンチン代表を下すなど、アジア勢の躍進が目立つワールドカップとなっている。しかし、日本代表も韓国代表もオーストラリア代表も決勝トーナメント1回戦で敗れ、またもベスト8に進出したアジア勢はいなかった。

 同紙はタイトルに「アジア勢が再び準々決勝進出を逃した理由」とつけ、2010年W杯のパラグアイ戦(PK戦敗戦)や2018年W杯のベルギー戦(2-0から逆転負け)を例に出し「途端に自信がなくなるのは明らかに弱点」と伝えている。また、韓国代表がブラジル代表に敗れたことにも触れ「圧倒的な実力の差がある」と報じた。

 アジア勢が今後、ベスト8以上の結果を残せるかどうかについては「2026年W杯の出場枠増加は、チャンスとリスクの両方をもたらす。現在の予定では、ラウンド16の前にトーナメント方式の試合が1回追加される。アジア勢の準々決勝への道はさらに遠くなる」と分析。日本代表が目標のベスト8以上を達成するには、決勝トーナメントで2回勝ち抜かなければならない。

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