クロアチア戦で惜しくも敗退も…三笘ら攻撃陣に高い評価

 森保一監督率いる日本代表は現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦。1-1の同点で延長戦を終え、ペナルティーキック(PK)戦の末に1-3と敗れた。初のベスト8へは届かなかった森保ジャパンに対し、「FOOTBALL ZONE」ではクロアチア戦で独自アンケート調査を実施。「ベスト選手」にはMF三笘薫が選出されている。

 PK戦では2番目のキッカーを務めた三笘。今大会はグループリーグから“ジョーカー”として躍動し、スペイン戦(2-1)ではラインぎりぎりでの折り返しからMF田中碧の決勝弾をアシストした。

 クロアチア戦では後半19分から出場。スペースを消されたり三笘へのパスコースを塞いでくるなど、相手からの警戒が大きく思うように見せ場を作れない時間が続いた。それでもボールを受けた際には、中央へ切り込んで惜しいシュートを放つなど随所で存在感を見せた。

 最終的に延長戦でも決定機に欠けた日本はPK戦へ突入し、1人目のMF南野拓実、2人目の三笘が失敗。3人目のFW浅野拓磨が落ち着いて決めるも4人目のDF吉田麻也が失敗となり、4人中3人が決めたクロアチアがトータルスコア1-1(PK:1-3)で2回戦へと駒を進めた。

 アンケートの「ベスト選手」の項目では、33.3%が三笘を選び、「攻撃でも守備でも印象に残った」「後半何度も日本を救った」と高い評価を得ている。2番手には12.9%を獲得したMF伊東純也で、120分フルで戦い何度も右サイドの縦を脅かしたプレーに「常に闘っていた選手」「攻めに守りに走りまくってた」と多くの賛辞が送られた。

 さらにその下には抜群のキープ力と得点の匂いを感じさせたMF堂安律(12.7%)、前線から連続したプレスでクロアチアに果敢に挑み、先制点を決めたFW前田大然(9.7)と続く。接戦を繰り広げただけに、PK戦での敗退は「悔しい」「まだまだ見たかった」と惜しむ声も多数寄せられていた。

三笘は「攻撃も守備も凄かった」伊東のフル出場に「最後まで走りつづけた姿に感動」

 以下、届いた読者の声の一部を紹介する。

■MF三笘薫(ブライトン)
「ゴールにつながる可能性を1番感じた選手」―toto さん―

「本気の強豪相手に何度も1人で打開する姿を観てワクワクできた。ボールを持ったら何かしてくれると期待できたのは本田選手以来。三苫選手がいなかったら絶対にドイツやスペインに勝てなかった」―MC さん―

「世界のビッククラブでチャンピオンズリークのチャンピオンとして、4年後は引っ張る存在になってくれらと信じています」―てんてん さん―

「攻撃も守備も凄かった。諦めない精神力が伝わってきた」―おまるやん さん―

「こんなにワクワクさせてくれる選手、今までの代表選手にいたでしょうか!?彼がピッチにいる事の安心感、ボールを持つと何かしてくれるに違いないという期待、これからの日本を大きく変える予感のする選手です」―チャモ さん―

■MF伊東純也(スタッド・ランス)
「あんなに攻守に渡り手を抜かない選手だとは知らなかった」―24 さん―

「純粋に好きな事で、前を向いて頑張って、その目標に最後まで全力で走る姿に胸が熱くなった」―たぁ さん―

「フル出場して複数のポジションをこなし、攻撃及び得点の起点となり、常に脅威を与え続けた。また守備もきちんとこなし、試合を通してエネルギッシュに走り切った」―ヨウイチ さん―

「すべての試合の走行距離を出してほしい。最後まで走りつづけた姿に感動しました。」―パパンダ さん―

■MF堂安律(フライブルク)
「献身性、アジリティの面で全試合通して違いを作り続けたと思う」―ぽやしげ さん―

「流れを変えるここぞという時の決定力。アシストやメンタルも一流。スペイン戦でのミドルは堪らない一発だった」―肉味噌 さん―

「有言実行と思いっきりの良さ・自信みなぎるプレーに興奮した」―UNA さん―

■FW前田大然(セルティック)
「グループリーグの試合の時からそうでしたが、よく走って守備をして、スペイン戦では62分の出場で約60回のスプリント、誰よりもじれずに頑張っていた!」―タミソン さん―

「献身的なスプリントがどれだけチームに力を与えたか。ゴールという結果も出して間違いなく僕の中ではMOMです」―さっちん さん―

「彼の献身的な動きが日本の生命線だった。ゴールも決めた事は今後の彼の更なる成長を促すだろう」―おだんご さん―(FOOTBALL ZONE編集部)