スイス代表のムラト・ヤキン監督が、ポルトガル戦のチームは万全の状態ではなかったことを明かした。

ブラジルやカメルーン、セルビアといった強豪ひしめくグループステージを突破し、3大会連続の決勝トーナメント進出を果たしたスイス代表。ラウンド16では68年ぶりのベスト8を目指してポルトガルと対戦したが、結果は1-6の完敗となった。

打つ手なしという印象の試合だったが、ヤキン監督によればチームは満身創痍に近い状態だったとのこと。右サイドバックとしてグループステージの3試合で先発出場していたシルヴァン・ヴィドマーをはじめ、複数の主力選手が体調を崩していたようだ。

「彼は昨日もトレーニングをしていたのだが、昨晩から熱が出始め、そのまま体調を崩してプレーできなくなってしまった。(ハーフタイムで交代した)ファビアン・シェアも全力を出せず、ニコ・エルベディも4日前から体調を崩していた」

「今回のワールドカップでは自分の選択が正しかったと確信している。システムの問題ではなく、対戦相手が強かったのだと思っている。ポルトガルは我々よりはるかに優れていて、我々のプレーを予測していた。結局、走行距離の割には結果に現れなかったのだ」