長友佑都や川島永嗣らベテランの存在感と貢献度について言及

 カタール・ワールドカップ(W杯)でベスト16敗退となった日本代表が12月7日に帰国し、記者会見を実施。森保一監督とともに登壇したDF吉田麻也は、DF長友佑都やGK川島永嗣らベテランの存在感と貢献度について「本当にブラボーな役割だったと思う」と絶賛した。

 グループリーグでドイツ代表、スペイン代表を破って決勝トーナメントへと駒を進めた日本。16強でクロアチア代表と激突し、PK戦の末に敗れてベスト8の壁は破れなかったものの、日本の戦いぶりは世界に驚きを与えた。

 キャプテンの吉田は、ベテランの長友や川島について「ともに代表でプレーしてきて、10年以上が経ちますが、2人とも本当に芯の強い男だなと思います。彼らが、僕も含めて、チームに与える影響は少なくない。それはいい面も悪い面もあるが、常にいい面をいい形で影響力を与えてくれたんじゃないかなと。だからこそ監督もそこを理解して、長友選手、川島選手にいろんな役割を与えたと思う」と存在意義について語る。

 さらに、ベテラン勢のポジティブな影響力にも触れ、「歳が上になればなるほど、若い選手がいいんじゃないかとか、もういいだろうと言われるが、サッカーはチームスポーツ。そのなかでいろんなバランスが必要になる。やっぱり川島選手が練習場にいるとぐっと引き締まる。長友選手がボール回しにいるとやっぱり盛り上がる。そういう熱量を持っていて、僕自身も大きな影響を受けた。間違いなく若い選手はそういう姿を見て、一流の選手とは、長く代表でやるには、っていう考え方を身に付けていくんじゃないかと思いますし、同時に日本代表で仕事をする意味、覚悟を学んでいけると思う」と続けた。

 最後は「僕自身も感謝している。本当にブラボーな役割だったと思う」と手放しで賛辞を送っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)