【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント1回戦】日本1-1(PK1-3)クロアチア(日本時間12月6日/アルジャノブ スタジアム)

 サッカー日本代表が決勝トーナメント1回戦でクロアチアにPK戦の末に惜敗した試合で、64分に長友佑都に代わってピッチに投入された三笘薫が、ドリブルで切り込んでいき強烈なミドルシュートを放ってスタジアムをどよめかせる場面があった。その印象的なプレーを三笘の背後から追いかけていた国際映像がある。スタジアムがどよめいた三笘のプレーは、いま改めて見ても鳥肌ものだった。

【映像】スタジアムがどよめいた“三笘カメラ”でみるドリブル&シュート

 問題のシーンは1-1の同点で迎えた延長前半14分、自陣でボールを受けた三笘は、直線的にドリブルで駆け上がると、ペナルティエリアの手前から強烈なミドルシュートを放った。そのシュートはクロアチアの守護神GK・リビコビッチに弾かれてゴールを割ることはできなかったが、十分に可能性を感じさせる一撃。そのことはスタジアムの反応が物語っていた。

 そのシーンを三笘の背後から追いかけ続けた公式映像がある。三笘がドリブルで駆け上がるにしたがって、大きくなる歓声。そして、直線的なドリブルから一転、中へ切り込んだ次の瞬間、スタジアムの歓声がひと際大きくなった。

 リビコビッチが体勢を崩しながらピッチの外にはじき出した瞬間、歓声はため息とどよめきに変わったが、今大会において、常に可能性を感じさせてくれた三笘の躍動ぶりを象徴するワンシーンとなった。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)