フランス代表FWオリヴィエ・ジルー(ミラン/イタリア)が、フランス代表の歴代最多得点記録を更新したことについて胸中を明かしつつ、今後の戦いに向けた意気込みを語った。7日、国際サッカー連盟(FIFA)の公式サイト『FIFA.com』がコメントを伝えている。
大会連覇を目指すフランス代表の一員としてFIFAワールドカップカタール2022に臨んでいるジルー。ここまで3試合に出場している同選手は、先月22日に行われたグループC・第2節のオーストラリア代表戦で2得点を記録。さらに4日に行われた決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)のポーランド代表戦でもゴールを奪い、フランス代表での通算得点数が「52」に到達した。
元フランス代表FWティエリ・アンリ氏の記録(51得点)を抜き、フランス代表歴代最多得点記録を更新したジルー。同選手は「11年間に渡ってフランス代表に招集され、信じられないような瞬間もあれば困難な瞬間もあった。そんな中で重要なことは、仕事に集中すること、向上心を常に持つこと、そしてチームのためにベストを尽くすことなんだ」とこれまでの代表キャリアを振り返りつつ、”アンリ超え”を達成した喜びを次のように語っている。
「W杯でこの記録を達成し、チームの上位進出に貢献できたことはとても光栄なことだ。自分にとっても、そしてチームにとっても良いことだったと思う。もっと多くのゴールを決めてチームを助けていきたい。しかし、最も重要なことはチームが一つになることなんだ」
史上3カ国目のW杯連覇に向けて着々と歩みを進めているフランス代表。現地時間10日に行われる準々決勝では、こちらも”優勝候補の一角”と目されているイングランド代表と激突する。ジルーは次戦に向けて「W杯でこの段階まで勝ち進むことは素晴らしいことだし、ここで終わりたくはない。次の試合では優勝候補でもあるイングランド代表と対戦することになる。とても大きな試合だが、僕たちは勝つことに照準を合わせているよ」と意気込みを示した。
注目の準々決勝イングランド代表vsフランス代表の一戦は、日本時間の11日午前4時にキックオフを迎える。