オランダ代表のDFネイサン・アケ(マンチェスター・C/イングランド)が、9日に行われるFIFAワールドカップカタール2022・準々決勝アルゼンチン代表戦に向けて意気込みを語った。7日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
ルイ・ファン・ハール監督の下、オランダ代表はグループAを2勝1分の首位通過すると、決勝トーナメント1回戦でアメリカ代表と対戦した。FWメンフィス・デパイの先制点を皮切り、DFデンゼル・ダンフリースが1ゴール2アシストの大車輪の活躍を見せて、アメリカ代表を3-1で撃破。2大会ぶりのベスト8に駒を進め、準々決勝でアルゼンチン代表と激突する。
オランダ代表にとって悲願の“世界王者”まであと3勝に迫っている中、次なる対戦相手は1986年大会以来の優勝を目指すアルゼンチン代表。タレント揃いのチームを絶対的な“王”として牽引するFWリオネル・メッシについて、アケは「メッシは史上最高の選手のひとり。彼を止めるのはとても難しい」と口にしつつも、「リラックスした日々を過ごしていたから、実はまだその話はしていないんだ。それにメッシだけではなく、素晴らしい選手が揃っているから、最高の試合になるだろう」と語っている。
またアケは、2試合連続ゴール中のFWフリアン・アルバレスにも警戒を怠らない。マンチェスター・Cの同僚FWの怖さを知っているアケは「選手としての彼はとてもテクニカルだ。トレーニングでもマークするのが大変で、とてもキレがあり、フィニッシュが上手い。タフな戦いになる」と披瀝。さらに「彼はピッチ外でも素晴らしい選手だけど、 ちょっと無口なところもある。まだ英語を学んでいる最中で、(以前の場所とは)環境も違うからだと思うけどね。それでも、すべてが初めてだけど、とてもよく馴染んでいるよ」と普段の様子も明かしている。