現U-19スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督
スペイン代表はカタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でモロッコ代表に敗れ、ルイス・エンリケ監督の退任を発表した。スペイン紙「マルカ」は、後任の候補として東京五輪でU-24スペイン代表を銀メダルに導いたルイス・デ・ラ・フエンテ氏の名前を挙げている。
1次ラウンド最終戦で日本代表に1-2で敗れたスペインは、決勝トーナメントに入っても調子は上がらずにラウンド16でPK戦の末にモロッコ代表に敗れた(0-0/PK0-3)。12月8日にはスペインサッカー連盟(RFEF)が声明を発表し、ルイス・エンリケ監督が退任することが明らかになっている。
「マルカ」は後任候補として、現在もU-21スペイン代表の指揮を執るルイス・デ・ラ・フエンテ監督を挙げ、「現在の代表チームの若手のほとんどと仕事をしており、彼らのことをよく知っている。そしてRFEFが取り組んできたスタイルを継続することもできる」と、そのメリットを報じた。
U-19スペイン代表を率いて、2015年にギリシャで開催されたU-19欧州選手権を制したほか、2019年にも通算5度目となるU-21欧州選手権での優勝を成し遂げている。そして東京五輪では、U-24スペイン代表を率いて準決勝で日本を破り、銀メダルを獲得した。
昨年の欧州選手権ではベスト4に進出し、今大会でも優勝候補に挙げられていたスペインだが、ベスト16での早期敗退という結果を受け、新たな監督を迎えることとなった。(FOOTBALL ZONE編集部)