FIFAカタール・ワールドカップ2022の準々決勝でオランダと対戦するアルゼンチン代表。
アルゼンチンのユニフォームといえばメーカーはadidas(アディダス)のイメージが強いが、実は現在の同ブランドとの契約は3度目。過去には異なる2つのサプライヤーと手を組んだことがある。
ここでは、その2つのメーカー時代のユニフォームをご紹介したい。
1982(ホーム)
アルゼンチン代表 1982 Le Coq Sportif ホーム
73年からのサプライヤーだったadidasに代わり、アルゼンチンは1980年からLe Coq Sportifとのパートナーシップを開始。このユニフォームを着た82年スペインW杯は、同ブランドにとってフランスのサプライヤーだった66年イングランド大会以来のW杯参加となった。
1986(ホーム)
アルゼンチン代表 1986 Le Coq Sportif ホーム
アルゼンチンが自国開催の78年大会以来、2度目の優勝を成し遂げた86年メキシコW杯モデル。中央に白ストライプを配するスタイルは歴代アルゼンチンでも少数派なデザイン。
1986(アウェイ)
アルゼンチン代表 1986 Le Coq Sportif アウェイ
ディエゴ・マラドーナが伝説の「5人抜き」と「神の手」で魅せた86年W杯イングランド戦。その試合で着用したアウェイユニフォームは遠目だとブルー単色に見えるが、シャドーの縦ストライプをあしらっている。
1999(ホーム)
アルゼンチン代表 1999 Reebok ホーム
Le Coq Sportifとの関係が終わり90年にadidasと再び契約したが、99年からはReebokをパートナーに選択。その最初のユニフォームがこのホームキットで、同年開催のコパ・アメリカなどで使用している。
1999(アウェイ)
アルゼンチン代表 1999 Reebok アウェイ
Reebok時代で唯一のアウェイユニフォームは、ネイビーを基調にスカイブルーのストライプと中央の“AFA”が特徴的なデザイン。盾形のエンブレムもこの時代に採用していた独特のスタイルだ。
1999(GK)
アルゼンチン代表 1999 Reebok ゴールキーパー
カルロス・ロア、ヘルマン・ブルゴスといったキーパーが着たReebok時代のGKユニフォームは、なんとも形容のしがたい強烈なデザイン。画像はアウェイGKユニで、ホームはイエローではなくオレンジで彩る。
2000(ホーム)
アルゼンチン代表 2000 Reebok ホーム
2000年から始まった2002年日韓W杯・南米予選などで使用したホームキット。この年を境に同社はブランドロゴを、それまでのベクターロゴから文字“REEBOK”に変更している。
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ストライプの配し方が独特で異色ながらも格好よいこのキットを最後に、アルゼンチンはadidasと3度目のパートナーシップを締結し現在に至る。