5大リーグの強豪クラブから関心を持たれている
FIFAワールドカップ・カタール大会で日本は大きな注目を集めた。グループステージではドイツとスペインを撃破し、決勝トーナメントでは前回大会2位のクロアチアに善戦したからだ。
すでに多くの日本人選手にステップアップの噂が出ており、守田英正もその一人だ。
伊『La Gazzetta dello Sport』によると、セリエAのラツィオが守田に関心を寄せているという。
ラツィオはセリエAの強豪で、今季はここまで15試合消化して勝ち点30の4位に付けている。2位ミランとの勝ち点差は3ポイントと少なく、来季のCL出場権獲得の可能性が高い。
ラツィオは今季主に[4-3-3]を採用しており、中盤3枚の強化に動いている。守田はインサイドハーフ、アンカーでのプレイが可能であり、適任だ。
ただ守田の獲得に動くには主力の売却が必要であり、ルイス・アルベルトの去就次第とされている。アルベルトはラツィオの得点源として知られているが、今季はここまで541分しかプレイしていない。
同メディアによると、セビージャが関心を寄せているようだが、まだ十分なオファーはないという。
守田からすればラツィオ移籍が決まればステップアップとなる。5大リーグであり、しかも上位クラブだ。指揮官であるマウリツィオ・サッリは名将として知られており、チェルシーやユヴェントスでの監督経験を持つ。
ラツィオの中盤はセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ、ダニロ・カタルディ、マティアス・ベシーノの3人がいて、マルコス・アントニオという若手が今季台頭し始めている。しかしカタルディは長いシーズンをフルで戦い切るのは難しく、アントニオもまだ22歳と若い。そこで中盤の選手層を厚くできる守田に白羽の矢が立ったようだ。
また守田を獲得するには1000万ユーロの移籍金が必要とされており、安価で補強できる点も魅力と考えられている。
今夏にスポルティングCPに移籍したばかりの守田だが、どう動くのか。注目したい。