レアルで同僚のロドリゴを慰める姿が話題

 クロアチア代表は現地時間12月9日、カタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でブラジル代表と対戦し、1-1のまま突入したPK戦を4-2と制してベスト4に駒を進めた。10番を背負う37歳MFルカ・モドリッチは、所属するスペイン1部レアル・マドリードの同僚で、この試合でPKを失敗したブラジル代表FWロドリゴを慰める様子が感動を呼んでいる。

 一進一退の攻防が続き、スコアレスのまま延長戦に突入した一戦は、ブラジルが延長前半アディショナルタイムにFWネイマールのゴールで先制し、ベスト4進出を掴みかけたかに思われた。

 しかし、クロアチアも延長後半12分に左サイドのクロスから途中出場のFWブルーノ・ペトコビッチが蹴り込んで同点。クロアチアの脅威の粘りにより、1-1でPK戦に突入した。

 先攻のクロアチアは1人目のFWニコラ・ブラシッチがど真ん中に決めたのに対し、ブラジルのFWロドリゴのキックはGKドミニク・リバコビッチがセーブ。2人目と3人目は両チームともに成功。そして4人目ではクロアチアのMFミスラフ・オリシッチが成功させたが、ブラジルはDFマルキーニョスのキックが左ポストを直撃し、ゴール外へ。PKスコア4-2でクロアチアが勝利を収めた。

 レアル・マドリード公式ツイッターは試合後、「頑張れ、ロドリゴ」と綴り、PK失敗と敗戦で涙するロドリゴを抱き寄せるモドリッチの姿を公開。ファンからは「プロフェッショナル」「偉大なモドリッチ」「マドリードはみんなファミリー」「ロドリゴ、顔を上げて」などとコメントが寄せられ、感動を呼んでいた。(FOOTBALL ZONE編集部)