オランダとアルゼンチンの選手たちが入り乱れる事態に

 現地時間12月9日のカタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でアルゼンチン代表とオランダ代表が対戦。後半44分に両軍の選手たちが入り乱れる乱闘騒動が起き、「レッドだろ」「大荒れ!」と驚きが広がっている。

 スコアが動いたのは前半35分だった。FWリオネル・メッシがドリブルで切り込んでスルーパスを流し込み、MFナウエル・モリーナが沈めてアルゼンチンが先制。後半25分過ぎ、MFマルコス・アクーニャが左サイドから進出するとオランダはDFデンゼル・ダンフリースに倒されてPKを獲得し、これをメッシが決めて2-0とリードを広げた。

 劣勢のオランダが反撃に出ると、後半38分にクロスからFWボウト・ベグホルストが頭で叩いて1点返すと、後半44分に騒動が起きる。

 オランダのDFナタン・アケに対して、アルゼンチンのDFレアンドロ・パレデスがライン際で強烈なタックルをお見舞い。これがファウル判定となり笛が吹かれると、直後にパレデスがオランダのベンチに向かってボールを蹴り込んだのをきっかけに、オランダ選手たちの怒りが爆発した。

 両軍の選手たちが入り乱れ、オランダの選手がアルゼンチンの選手を突き飛ばす乱闘騒動が勃発。SNS上では「ひでえ」「レッドだろ」「乱闘だ」「悪質すぎる」「大荒れ!」などの声が上がっている。

 試合はその後、後半終了間際にセットプレーからベグホルストが2点目を決めて2-2となり、延長戦に突入した。(FOOTBALL ZONE編集部)