W杯準々決勝でクロアチアにPK戦の末に敗れてベスト4ならず
カタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝が現地時間12月9日に行われ、ブラジル代表とクロアチア代表が激突。ペナルティーキック(PK)戦の末にクロアチアがブラジルを下し、準優勝した前回のロシアW杯に続いて2大会連続でベスト4に駒を進めた。1ゴールをマークしたブラジルのエースFWネイマールは一夜明けてインスタグラムで、「間違いなく最も傷ついた敗北」と胸中を吐露している。
試合は0-0のまま延長戦へ突入したなか、延長前半終了間際にFWネイマールのゴールでブラジルが先制。ネイマールはこの一撃で代表通算77得点目とし、英雄ペレ氏が持つ歴代最多得点記録に並ぶ偉業を成し遂げた。
しかし延長後半12分、クロアチアWブルーノ・ペトコビッチが同点ゴールを奪いPK戦へ。日本代表とのPK戦でも活躍したクロアチアのGKドミニク・リバコビッチが、ブラジル1人目のFWロドリゴのキックを見事にセーブ。ブラジル4人目のDFマルキーニョスも失敗し、PKスコア4-2でクロアチアが勝利を収めた。
ネイマールは12月10日にインスタグラムを更新し、「僕は精神的に打ちのめされている」と投稿。「間違いなく最も傷ついた敗北だった。10分間呆然とし、その後涙が止まらなかった。残念だけど、長い間にわたって痛い傷になるだろう。僕らは最後まで戦った。献身性に欠けていたわけでもないし、チームメイトを誇りに思う。このグループは、僕らは、ブラジルは勝利に値する……。でも、それは神の意思ではなかった」と無念の胸中を吐露していた。(FOOTBALL ZONE編集部)