4年前は先輩のスバシッチがゴールを守っていた

4年前のFIFAワールドカップ・ロシア大会でもPK戦を3度も制してファイナルへ駒を進めていたクロアチア代表。その強さは今大会も健在で、カタール大会ではベスト16で日本、ベスト8でブラジルをPK戦で撃破している。

このPK戦の強さは伝統と言っていいかもしれないが、見逃せないのがGKの変更だ。4年前はベテランのダニエル・スバシッチが守護神だったが、38歳を迎えているスバシッチは前回大会を最後に代表を離れている。

今大会ゴールを守るのは、ロシア大会で輝く先輩スバシッチの姿をベンチから見ていたドミニク・リバコビッチ(27)だ。

国内のディナモ・ザグレブでプレイするリバコビッチは、4年前に伊『Tutto Mercato』のインタビューで次のように語っていた。

「クロアチア代表への招集はサッカーをやっている者の夢であり、僕は監督にインパクトを与えられると信じている」

この言葉通りとなり、4年の時を経てリバコビッチはクロアチア不動の守護神となった。GKが変わってもPK戦に強いのは面白いところで、リバコビッチはPK戦でも抜群の読みを見せている。

以前はセリエA方面からの関心もあったようで、現在の市場価値は850万ユーロだ。今大会で確実に評価が上がっているはずで、5大リーグのクラブが獲得へ動くだろう。