カタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝でクロアチア代表にPK戦の末に敗れ、涙をのんだブラジル代表のネイマールが苦しい胸の内を明かした。

 今大会、優勝候補の筆頭に挙げられていたブラジルは、グループステージを首位で通過。決勝トーナメント1回戦では、韓国代表に4-1で快勝し、圧倒的な強さを見せつけた。しかし、準々決勝ではクロアチア代表にPK戦の末に敗れ、2大会ぶりのベスト4進出とはならなかった。

 自身3度目のW杯出場でまたしても優勝を逃したネイマールは、クロアチア戦終了後に号泣。そして、12月10日に自身のインスタグラムを更新し、心境を綴った。
 
「僕は心理的に破壊されている。自分にとって1番辛い敗戦であり、10分間は何も考えられず、涙が止まらなかった。僕たちは最後まで戦った。そして、チームメイトを誇りに思っている。献身性と努力に不足はなかった。僕たちは勝利に値するチームだったが、それは神の意志ではなかった。

 ピッチでみんなの愛情を感じられたことは、あらゆる犠牲を払う価値があった。代表チームを応援してくれた人たちに感謝したい。残念ながら上手く行かなかった。この痛みは今後も長い間続くだろう」

 クロアチア戦後には、代表引退も示唆していたネイマール。セレソンの10番のプレーを再びW杯のピッチで見られるのか。その去就にも注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【W杯PHOTO】まさにスタジアムの華! 現地入りしたワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!