FIFAカタール・ワールドカップ2022の準決勝でフランスと対戦するモロッコ代表。
決勝トーナメントではスペイン、ポルトガルなど強豪国を次々に撃破し、その躍進ぶりに海外メディアでは"サハラの砂嵐”とも呼ばれているチームだ。
ここでは、そのモロッコの歴代ユニフォームから7つを選んでご紹介しよう。ホームキットは時代によって国旗カラーの赤と緑を頻繁に変更する点が、ユニフォームにおける特徴の一つとなっている。
1986 ホーム
モロッコ代表 1986 adidas ホーム
1970年大会以来となる2度目のW杯出場を果たした86年メキシコ大会でのユニフォーム。実はモロッコは90年代初めまで、オリンピック・シンボルと同じ“5つのリング”をエンブレムのデザインに使用していた。
1994 ホーム
モロッコ代表 1994 Lotto ホーム
3度目のW杯出場となった1994年アメリカ大会でのユニフォーム。懐かしさを覚える当時のLottoらしいグラフィックと、エンブレムを胸中央に大きく配したデザインがインパクトある一着だ。このキット以降はモロッコサッカー連盟のエンブレムを付け続けている。
1998 ホーム
モロッコ代表 1998 Puma ホーム
サプライヤーをPumaに変えて臨んだ1998年フランスW杯でのユニフォーム。ブラジル、ノルウェー、スコットランドとのグループAで勝ち点4を積み上げるも3位で敗退となった。2022年カタールW杯で使用しているユニフォームのデザインは、この98モデルをモチーフとしたもの。
2000 ホーム
モロッコ代表 2000 Puma ホーム
主に2002年日韓W杯のアフリカ予選などで使用したユニフォーム。W杯モデルではないため印象は薄いが、色使いがモロッコらしいキットデザインは歴代でも上位に入る出来栄えだ。このモデルを最後にサプライヤーはNikeへと変わる。
2002 ホーム
モロッコ代表 2002 Nike ホーム
出場権を得ていれば2002年の日韓W杯で着ていたはずのユニフォーム。そのW杯を象徴する当時のNikeのテンプレートを使用したデザインだが、2004年のアフリカネイションズカップを準優勝したことで記憶に残る一着に。モロッコ歴代ユニでも屈指の人気を誇る。
2007 サード
モロッコ代表 2007 Puma サード
再びPumaとパートナーシップを結び、2008年のアフリカネイションズカップで使用したユニフォーム。デザインはイタリア代表なども使った当時のPumaテンプレートだが、光沢のある生地とカラーリングが美しい。
2018 アウェイ
モロッコ代表 2018 adidas アウェイ
1998年フランス大会以来、実に20年ぶりの出場となったロシアW杯でのアウェイユニフォーム。サプライヤーは2012年にadidasへ変更している。
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2018W杯はスペイン、ポルトガル、イランと同組のグループBを1分2敗の最下位で終えている。最終節のスペイン戦は2-2のドローで終了となったが、勝利を目前にしながらアディショナルタイムの失点で痛恨の引き分け。その試合で着ていたのは、白いアウェイキットだった。