カタール・ワールドカップを戦い終えた日本代表のMF久保建英が12月11日、日本テレビ系列の『Going! Sports&News』に生出演し、大一番を前に大先輩に伝えた言葉を明かした。

 番組内で、久保が小学6年生の時に、当時インテルでプレーした長友佑都とトレーニングをした際に撮影された2ショットが公開。長友がその時を振り返り、「貪欲だよね。自分が成長したいという意欲がすごかった。『負けねぇよ』みたいな、信念の強さを小学6年生だったけど感じてた」と語った過去のインタビューが紹介された。

 久保も「当時はインテルでプレーされてて、世界トップクラスの選手だったので、ド緊張してる」とこの時を回想。そして、大金星を挙げたカタールW杯初戦のドイツ戦の前に、その15歳上の先輩にこう伝えたと明かしている。

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「初戦のドイツ戦の始まる直前に、長友選手のところに行って、『いろいろなことがあって、同じサイドでスタメンを組めて嬉しいです』とだけ伝えさせてもらいました」 

 これには、スタジオから「へぇー」「いいねー素敵な物語だね」との声があがった。

 ともに歴史的勝利を挙げたドイツ戦とスペイン戦で、久保は左サイドハーフ、長友は左SBでプレー。9年前に2ショットを撮った2人が、W杯という大舞台で同サイドでプレーするというエモーショナルな瞬間を迎えたのだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部