カタール・ワールドカップ(W杯)で、快進撃を続けているモロッコ代表。ベルギー、クロアチアを擁するグループFを首位で通過すると、決勝トーナメント1回戦ではスペインをPK戦の末に下し、準々決勝ではポルトガルを1-0で破った。
彼らを後押ししているのが、スタジアムをまるでホームのように仕立て上げている熱狂的なサポーターの存在だ。アフリカ勢初の4強進出を果たした代表チームに、大声で声援を送り続けている。
そんな彼らの試合後の行動も、現地では注目の的になっている。日本のサポーターが発端で話題になった“ゴミ拾い”を継続して行なっているのだ。
モロッコサポーターであるサーダ・ビドさんは自身のインスタグラムを通じて、スタジアムでの清掃活動の様子を度々投稿している。海外フットボールの名シーンなどを取り上げる『433』が伝えた。
【動画】モロッコのサポーターも率先してゴミ拾い! カタールW杯で新たに定番となった様子をチェック
ビドさんのアカウントで、ゴミ拾いの動画が投稿され始めたのはベルギー戦の後からのようだ。モロッコのファンがポリ袋を手に、ゴミの片づけを率先して手伝っている様子が確認できる。
ビドさんは、「僕らは今までの試合ですべて、こうした活動をしている。もちろん、フランス戦の後も実行する予定です!」と発信した。
これに対し、海外のサポーターからは「日本のファンから刺激を受けたのだろう」「素晴らしい活動だと思う」「日本のファンは素敵なブームを作ってくれた」「モロッコのサポーターにリスペクトを贈る」「日本サポに感謝だな」といったコメントが寄せられている。
一方で、一部のファンからは「なぜ、日本の影響と言うのだろう? アラブの世界でもゴミ拾いは当たり前のことだ」「綺麗にするのは当たり前のこと」「日本の影響だけじゃない! 我々の文化の一部であることをもっと知ってもらうべきだ」といった声も見られた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部