21歳で初のワールドカップに挑んだ久保建英は、ともに歴史的勝利を挙げたドイツ戦とスペイン戦で先発出場を果たす。だが、ラウンド16のクロアチア戦は体調不良で欠場。ホテルで敗戦を見届けた。
 
 12月12日に放送された日本テレビ系列の『ZIP』のインタビューで、久保はこの離脱時の様子を明かしている。

「冨安(健洋)選手が差し入れののど飴とかを部屋の前に置いたよってLINEしてくれたり。優しいですね、びっくりしました」

「鎌田(大地)選手が電話してきてくれたりとか。笑ってましたね。『お前、なに熱かかってんだよー』って。そっちのほうが僕も元気出たんで」

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 そしてクロアチア戦翌日の囲み取材でも語っていたように、森保一監督が会場に向かう直前に部屋へ来たエピソードも披露した。

「3時(15時)ぐらいに部屋にピンポンがきて、清掃の人かなって待たせちゃって、開けたら監督がいて、すぐ謝りましたね。すみませんって」

 今回の森保ジャパンで最年少のMFは「僕が38度あるのは知ってたんで、まさか来るとは思っていなかった。部屋の中に入って来られて。うつるから大丈夫ですって言ったんですけど、『大丈夫だから』って。『絶対に勝って来るから』って」とやり取りを明かしている。

「試合が始まったら、興奮しすぎて38度ぐらいまで上がって、解熱剤が一瞬でパーになりましたね」と孤独な観戦の様子を語った久保。「4年後のワールドカップは最後まで、熱も何もなく、全試合フル出場するつもりでやりたい」と先を見据えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部