モロッコ代表で活躍したムスタファ・ハッジ氏(51)が、14日に行われるカタールW杯準決勝フランス代表戦を前に母国の快進撃について語った。フランス『レキップ』がコメントを掲載した。

現役時代、攻撃的MFとしてモロッコ代表の主軸として活躍したハッジ氏。代表では63試合に出場し、1994年アメリカW杯、1998年フランスW杯に出場。そして1998年にはアフリカ年間最優秀選手賞にも輝いていた。

「レグラギ監督に代わってからまだ3か月ほどしか経っていない。前監督のハリルホジッチとは選手との関係性が違った。レグラギ監督は言葉のセンス、選手の状態をベストに持っていく方法を知っていた。ライオンのようなメンタルを作り出すのがうまい。チームは模範的な精神状態で戦うことができている。そのような監督に率いられたことで我々は奇跡を起こせたのだと思う」

「グループステージはプレッシャーのない中でスタートした。誰もがモロッコは3位か最下位に終わると思っていたことだろう。多くの選手がケガから復帰したばかりだったしね。しかし、誰もがお互いのために戦い、並外れた結束力があった。私は今の代表選手たちと数年間仕事をしてきたが、彼らがピッチ上で感情を剥き出しにしてプレーしているのを見るのが信じられない」

「フランスにはムバッペ、デンベレのような個で打開できる選手がいる。これまでより難しい相手だね。選手たちにはしっかり休息して万全の状態で臨んで欲しいと思う」