FIFAワールドカップカタール2022・準決勝、アルゼンチン代表対クロアチア代表が現地時間13日に行われる。その試合を前に、アルゼンチン代表を率いるリオネル・スカローニ監督が記者会見に臨んだ。クロアチア代表の主将を務める37歳のMFルカ・モドリッチについて言及し、人間性を称賛した。スペイン紙『マルカ』が報じている。

　カタールワールドカップ初戦でアルゼンチン代表はサウジアラビア代表に逆転負けする事態に巻き込まれながらも、メキシコ戦とポーランド戦に勝利してC組1位でグループステージ突破を果たした。決勝トーナメント1回戦では2-1でオーストラリア代表を破り、準々決勝ではPK戦の末にオランダ代表を下している。オランダ戦はイエローカード合計18枚の荒れた試合となり、選手の挑発的な行動も問題となっていた。

　アルゼンチン代表に対する批判的なコメントも出ているが、スカローニ監督は「我々は、この問題を解決しなければならない。我々は、対戦するすべての相手を深く尊敬している」と語っている。準決勝で対戦するクロアチア代表に関しては「我々がチームと考える、本当のチームとの対戦は非常に難しいものになると予想している。なぜなら、彼らは素晴らしいグループであり、我々にとって物事を難しくするからだ」と答えた。

　そして、モドリッチの名前を挙げ「彼は選手としての資質だけでなく、振る舞いにおいても多くの人の手本となっている。サッカーを愛する人なら誰でも、彼のような選手がピッチに立つことを望んでいる」と述べ、モドリッチの人間性を称賛している。

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