カタール・ワールドカップ敗退でチッチ監督の後任探しに奔走するブラジル代表だが、レジェンドのロナウド氏は外国人指揮官の招へいを勧めているようだ。
準々決勝でクロアチアにPK戦で敗れ、前回大会に続いてベスト8で姿を消すことになったサッカー王国ブラジル。チッチことアデノール・レオナルド・バッチ監督は以前から今大会を以って退任することが決まっており、ブラジルサッカー協会(CBF)は再建に向けて後任を探すことになる。
現状で最有力とされているのが、今季のパウメイラスをブラジル王者に導いたアベル・フェレイラ監督だが、クラブとの契約が2024年まで残っていることや、協会が同監督のプレースタイルに疑問を持っていることから二の足を踏んでいる模様。
そんな中、2002年にブラジル代表のエースストライカーとして金色のトロフィーを掲げたロナウド氏は、後任候補とされている各指揮官の名前を挙げながら、外国人監督の招へいに思い切るべきだと説いている。
「カルロ・アンチェロッティやパウメイラスのアベル・フェレイラ、ローマのジョゼ・モウリーニョなど、多くの素晴らしい名前が挙がっている。彼らは信じられないような候補だ。全員契約中だがね」
「CBFがどうするつもりかは私はわからない。だが、私としては外国人指揮が良いと思っている」
「ブラジル人の選択肢はあまりないと思う。私が言いたかったのは、フェルナンド・ディニス(フルミネンセ)は私が最も好きなブラジル人指揮官の一人だということだ」
「とにかく、監督の発表の前に、CBFはまだ別の発表をする予定だ」
「監督の選択は、CBFの理事会や会長がチームにどのようなプレーをさせたいかというコンセプトから生まれる。セレクションが選ぶこのゲームコンセプトに基づいて、最適なプロフィールを探すことができるのだ」
「2002年以来、代表チームは何も勝ち取っていない。今こそリスクを冒し、革新をもたらし、代表に新しいものを持ち込むべきだ」
「その点では(ブラジル人以外の監督を選ぶことは)問題ないと思う。論理的にはブラジルにはビッグネームがいる。しかし、それはCBFが決定しなければならないことだ。私はその名前を楽しみにしている」