明治安田生命J1リーグ・セレッソ大阪所属のFWアダム・タガート(29)は、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)のオーストラリア代表から落選。以前から母国復帰が噂されているが、来年1月にも実現の可能性があるようだ。13日、オーストラリアサッカーの専門サイト『フロントページ・フットボール』が伝えている。

 タガートの去就については豪州・パースの地元メディア『ウエストスポーツ』が先月10日、豪州1部パース・グローリーがタガートの再獲得に興味を示していると報道。同選手とセレッソ大阪の契約期間は2023シーズン終了後であるが、早ければ今季終了後にも復帰実現の可能性があると伝えていた。

 すると『フロントページ・フットボール』は公式ツイッターアカウントに「パース・グローリーのオーナーは、来年1月にストライカーと契約を結ぶことを明言した。以前の噂によると、新たにやって来るストライカーは、アダム・タガートである可能性が高い」と投稿。パース・グローリーが同選手獲得を決めた可能性を主張したのだ。

 タガートはパース・グローリーの下部組織出身であり、2011年にトップチームへ昇格。2012年に一度クラブを離れたが、ダンディー・ユナイテッドやフルハムをへて2016年7月にパース・グローリーへ復帰していた。

 またセレッソ大阪には2020シーズン終了後に加入したが、昨年10月27日の天皇杯準々決勝・名古屋グランパス戦で左ヒザ前十字じん帯を損傷。今年4月の復帰以降もコンディション不良に悩まされ、J1リーグ11試合の先発出場で5ゴール。カタールW杯予選でも数試合でメンバー外となり、本大会出場は叶わなかった。