アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/フランス)が、同国代表のワールドカップ歴代最多得点記録を更新した。

 FIFAワールドカップカタール2022・準決勝が13日に行われ、アルゼンチン代表はクロアチア代表と対戦した。拮抗した展開が続く中で迎えた34分、フリアン・アルバレス(マンチェスター・C/イングランド)が獲得したPKをメッシが冷静に沈めて先制に成功。その後、アルゼンチン代表はアルバレスの2得点でクロアチア代表を突き放し3-0で快勝。決勝進出を決め、36年ぶり3度目のW杯制覇に向けて大きく前進した。

 アルゼンチン代表の主将として自身5度目のW杯に臨み、チームを牽引しているメッシだが、クロアチア代表戦の得点により同選手がW杯で挙げた通算ゴール数が「11」に到達。元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータ氏を抜き、同国代表のW杯歴代最多得点記録を更新した。また、メッシは同試合の出場によりW杯での通算出場試合数が「25」となり、元ドイツ代表MFローター・マテウス氏が持つ最多出場記録にも並ぶこととなった。

 なお、今大会でのゴール数を「5」に伸ばしたメッシは、フランス代表FWキリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)と並び、現在得点ランクの首位に立っている。

 アルゼンチン代表は現地時間18日に行われる決勝で、フランス代表vsモロッコ代表の勝者と激突する。メッシは35歳で迎えた5度目の大舞台で、自身初となるW杯制覇を成し遂げることはできるだろうか。メッシのさらなる記録更新と大会の結末に注目が集まる。