年々凄みが増している
アルゼンチンのFIFAワールドカップ・カタール大会はサウジアラビアに敗れる波乱のスタートとなったが、ラウンド4でクロアチアを破り、無事決勝進出を決めた。ファイナルは19日に予定されており、フランス対モロッコの勝者と対戦する。
アルゼンチンの中心人物であるリオネル・メッシは今大会がW杯最後の挑戦であると明言しており、注目が集まっている。初戦でこそ敗れたが、ここまでの6試合で5ゴール3アシストと躍動しており、チームを勝利に導いた。
準決勝のクロアチア戦では1ゴール1アシストとさすがの活躍だった。
アルゼンチンの先制点はメッシのPKだった。この日、2ゴールのフリアン・アルバレスがPKを獲得し、メッシが確実に沈めた。クロアチアのGKは今大会当たっているドミニク・リヴァコビッチだったが、メッシには通用せず。
その中で最も衝撃だったのは、アルゼンチンの3点目をお膳立てしたメッシのプレイだ。ハーフウェイライン付近でボールを受けると、そのままボールを運んでボックス内まで侵入してアルバレスにパスを供給している。対峙するDFが今大会で評価を急上昇させているヨシュコ・グバルディオルだったが、メッシは物ともせず敵陣深くまでボールを運んだ。
「グバルディオルを一対一で完璧に抜いた」「グバルディオルも歯が立たない」
このプレイを披露したメッシにSNS上では称賛の言葉が飛び交っている。日本戦では浅野拓磨がグバルディオルを前に何もできなかったが、そんなグバルディオルをメッシが完璧に抜き去った。
35歳となった今でも衰えないメッシ。常に最前線を走り続けており、ファイナルでも素晴らしいパフォーマンスを披露してくれるだろう。