アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/フランス)が、決勝進出の喜びを語った。13日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
FIFAワールドカップカタール2022・準決勝が13日に行われ、アルゼンチン代表はクロアチア代表と対戦。34分にメッシがPKを決め先制すると、39分にはフリアン・アルバレスのゴールでリードを広げた。さらに69分にはメッシの突破から最後は再びアルバレスが追加点を奪い、3-0で快勝し、決勝進出を決めた。
自身5度目のW杯に臨んでいるメッシは、この試合の出場でW杯での通算出場試合数が「25」となり、元ドイツ代表MFローター・マテウス氏が持つ最多出場記録に並んだ。さらに、得点を挙げたことでW杯通算ゴール数が「11」に到達し、FWガブリエル・バティストゥータ氏を抜き、アルゼンチン代表のW杯歴代最多得点記録も更新した。
勝利に大きく貢献したメッシは試合後、「とても楽しんでいる。気分はとてもいいよ。すべての試合に臨むのに十分な強さも感じている。今日は疲れていたけど、勝利を掴むために力を引き出すことができた」と振り返り、次のように続けた。
「僕たちはいいプレーをしたし、彼らがボールを持たないことはわかっていたから、このようにプレーしようとした。走らなければならないことも知っていたし、いい方法で準備ができたと思う。このW杯に幸せを感じているし、チームを助けることもできている」
今大会はグループステージ初戦でサウジアラビア代表に1-2で逆転負けを喫し、黒星スタートとなったアルゼンチン代表だが、36年ぶり3度目のW杯制覇まであと一歩となった。メッシは2019年7月3日のコパ・アメリカ2019準決勝ブラジル代表戦以来、37試合ぶりの敗戦となったサウジアラビア代表戦が大きな転換点になったことを明かした。
「初戦が大打撃を与えたことは間違いない。W杯であのようなスタートをすること、サウジアラビアに負けることなどは思っていなかった。チーム全体への試練だったが、自分たちがどれだけ強いかを証明することができた。他の試合にも勝ったが、自分たちがしたことはとても困難だった」
「すべての試合が決勝戦であり、勝たなければ事態は非常に複雑になることも認識していた。僕たちは決勝で5度勝っているし、日曜日(18日)の決勝でも同じようになることを願っている。細かい部分が原因で初戦に負けてしまったが、それが僕たちをより強くしてくれることに役立った」