モロッコ代表との準決勝に勝利したフランス代表は、今週日曜日にアルゼンチン代表とのFIFAワールドカップカタール2022の決勝戦を迎える。前回大会王者であるフランス代表DFテオ・エルナンデス(ミラン/イタリア)が決勝戦に向けて言及した。15日イタリアメディア『RAI Sports』が伝えている。

 T・エルナンデスは、準決勝後のインタビューで「2大会連続でワールドカップの決勝を戦えるなんて、信じられない瞬間だ。今は決勝戦のことを考えなければならない。疲れたけど、ワールドカップの準決勝で勝てるのは嬉しい」と応えた。

 バロンドールを7回受賞しているアルゼンチンのエース、リオネル・メッシについては「メッシは怖くないし、アルゼンチンはすごいチームだけど、あと数日頑張らないとね。さあ、日曜日に向けて回復しよう」と前回王者らしい強気な姿勢を魅せた。

 T・エルナンデスはフランス代表で左サイドバックを務めており、決勝戦ではアルゼンチン代表の右サイドアタッカーであるメッシとマッチアップする可能性が高い。世界最高峰ともいえるドリブラーをフランス代表のサイドバックがどう食い止めるのか、世界中から注目が集まっている。

 フランス代表とアルゼンチン代表がぶつかるW杯決勝は、2022年12月18日24時キックオフとなっている。前回王者のフランス代表が連覇を成すのか、アルゼンチン代表がメッシの初優勝を飾るのか、どちらにせよレベルの高い戦いが期待できそうだ。