フランス代表のアントワーヌ・グリーズマンが、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝で対戦するアルゼンチン代表やリオネル・メッシについて語った。FIFAの公式サイトが伝えた。

 グリーズマンは今大会、ゴールこそないものの、3つのアシストを記録しており、準決勝のモロッコ戦(2-0)でも先制点の起点になった。また、豊富な運動量で守備にも貢献しており、攻守において存在感を放っている。

 そんなグリーズマンは決勝戦を前に、バルセロナ時代のチームメイトであるメッシ擁するアルゼンチンについて「メッシがいるチームは他とは全く異なる」とし、警戒を強めている。

「アルゼンチンの試合は全て見てきたし、彼らがどう戦うかは知っている。チーム状態も良さそうだね。そしてメッシだけでなく、彼の周りには強力な選手たちが揃っている。タフな試合になるのは分かっているし、観客の応援もあるだろう」
 
 フランスは、ロシア大会の決勝トーナメント1回戦でアルゼンチンと対戦した際には、4-3で勝利した。しかし、ディディエ・デシャン監督は「今回は異なる展開になる」と気を引き締めており、“メッシ封じ”にも意気込む。

「メッシの脅威に対抗し、彼にゲームへの影響を与えさせないつもりだ。もちろん、アルゼンチンも我々の選手たちに同じことをしてくるだろう。4年前とは違う相手だ」

 フランスは、メッシが最後のW杯になることを明言しているアルゼンチンを撃破し、史上3か国目となる大会連覇を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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