モロッコ代表を率いるワリド・レグラギ監督が、FIFAワールドカップカタール2022・3位決定戦に向けての意気込みを語った。16日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
2大会連続6度目のW杯出場となったモロッコ代表。クロアチア代表、ベルギー代表、カナダ代表と同居したグループFを2勝1分の勝ち点「7」で首位通過すると、決勝トーナメントではスペイン代表とポルトガル代表を撃破し、アフリカ勢初となるベスト4進出を果たした。決勝進出を懸けて戦った準決勝では前回王者フランス代表に惜しくも敗北。クロアチア代表との3位決定戦に回ることとなった。
レグラギ監督は「(3位決定戦は)我々が望んでいた決勝戦ではないが、最高の瞬間であることに変わりはない」と前置きしつつ、準決勝から中2日で迎える3位決定戦に向けての意気込みを次のように示した。
「疲労は重要なファクターだが、克服して試合に臨みたい。我々の目標は出来るだけ良い成績で大会を終えることだ。3位になるためにベストを尽くしたいと思っている。我々には1試合が残されており、3位になることと4位になることは全く違う。準決勝での敗戦はすでに乗り越えている。特別な方法でモチベーションを上げる必要はない。我々は常に母国のためにプレーしているからね」
また、同監督は対戦相手のクロアチア代表についても言及。「世界最高のチームの一つであることは開幕前から分かっていた。多くの人々が、彼らはサイクルの終わりに差し掛かっていると考えていたかもしれないが、ベスト4に入っている。私は彼らをとても尊敬しているんだ。優れた選手を多く輩出し、2大会連続で世界のトップ4に入った。並大抵のことではない」とコメントしつつ、「どちらも3位になりたいと思っている。戦術的というよりもオープンな展開になるだろう」と試合展開を予想した。
強豪国を次々と撃破し、世界に衝撃を与えたモロッコ代表。勝利で今大会を終えることはできるだろうか。注目の一戦は日本時間の18日午前0時にキックオフを迎える。