18日に行われるFIFAワールドカップカタール2022の決勝を前に、フランス代表では体調不良や負傷によるトレーニング欠席者が増加している。フランスメディア『RMCスポーツ』は16日、同日の記者会見に出席した同国代表FWウスマン・デンベレのコメントを伝えている。
25名で今大会を迎えたフランス代表は、DFリュカ・エルナンデスの負傷離脱によって現在24名体制となっている。チームにはウイルス性の病気が流行っていることが報じられており、FWキングスレイ・コマンやDFラファエル・ヴァラン、DFイブライマ・コナテらが体調不良のためにトレーニングを回避。記者会見に出席したFWランダル・コロ・ムアニは「(体調不良の選手たちが決勝の行われる)日曜日には戻ってきていると思うよ」とコメントした。
また、コロ・ムアニとともに会見に臨んだデンベレは、チームメイトを気遣って“ある行動”に出たことを明かした。
「僕たちはウイルスを恐れていないよ。ダヨ(・ウパメカノ)とアドリアン(・ラビオ)は頭と胃に痛みを感じていた。だから、蜂蜜と生姜の入った紅茶を少し淹れてあげたんだ」
デンベレが淹れた“特製紅茶”の効き目かどうかは定かでないものの、ウパメカノとラビオはすでにトレーニングに復帰を果たしている。ピッチ外でもチームを助けようとするデンベレの姿勢からも、頂上決戦を控えるフランス代表が良いムードを保っていることが伺える。