マンチェスター・Cがライプツィヒのクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオール獲得に向けて、大型投資も辞さない構えのようだ。16日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
同メディアによると、マンチェスター・Cは同選手獲得に向けてオファーを提示しているようだが、ライプツィヒの首を縦に振らせるような内容ではない模様。しかし、ホットなターゲットとして獲得を狙う同クラブは、ここにきて移籍金の増額を検討していると伝えられており、その金額はなんと1億1000万ポンド(約183億円)にのぼるようだ。
マンチェスター・CはCBと左SBが補強ポイントとなっており、今夏もCBはスイス代表DFマヌエル・アカンジ(ドルトムントから)、左SBにはU-21スペイン代表DFセルヒオ・ゴメス(アンデルレヒトから)を獲得。CBはアカンジがフィットしたものの、他に負傷を抱える選手も多くいるなど、起用が流動的。左SBに至っては、右が本職のポルトガル代表DFジョアン・カンセロが素晴らしいパフォーマンスを発揮しているものの、ゴメスを含めても頭数は多くなく、CBが専門のオランダ代表DFネイサン・アケを回す試合もあるほど。どちらのポジションでもハイレベルなパフォーマンスを約束してくれるグヴァルディオールを獲得し、絶対的な軸に据えたい考えが窺える。
グヴァルディオールは現在20歳。ディナモ・ザグレブの下部組織出身で、2019年夏にトップチームへ昇格。2021年夏の移籍市場でライプツィヒに移籍すると、世界的にも名が知られ、一躍市場での大人気銘柄に。データサイト『transfermarkt』が算出する推定移籍市場価格は、6000万ユーロ(約87億円)とされている。FIFAワールドカップカタール2022では、延長・PK戦まで含めて、ここまで全6試合にフル出場。クロアチア代表にとって2大会連続となるベスト4入りに大きく貢献した。
グヴァルディオールを巡っては、他にチェルシーなども興味を示しているそう。W杯で名を揚げた20歳の行方は果たして?