ワールドカップ決勝の舞台で激突するアルゼンチンとフランス。

35歳になったリオネル・メッシの市場価値は、『Transfermarkt』で、5000万ユーロ(72億円)に設定されている。

ここでは、メッシと同等以上の市場価値を持つアルゼンチン選手たちを取り上げてみよう。

25番:リサンドロ・マルティネス

25番:リサンドロ・マルティネス

市場価値:5000万ユーロ(72億円)、マンチェスター・ユナイテッド所属の24歳DF。

質素な大家族一家のもとで育ち、「当時は食事するのは昼だけで、夜はお茶かビスケットだったけど幸せだった」と振り返っている。

センターバックとしては、身長175cmとかなり小柄だが、鋼のメンタルを持つ。「俺はどんなボールにも食らいつく。子供の頃は飢えに喘いでいたし、ピッチに立った時には靴も買えなかった頃を思い出す。屍を越えていかなければいけないなら、そうする」と断言している。

193cmのオランダ代表ファンダイクもその意見に同意。「彼の身長を話題にしているやつらは、全くくだらない。彼はボール扱いがうまく、非常に情熱的だ。英国は選手を批判するのが大好き。それは変えられないからいいさ。彼は周囲の雑音なんか気にする必要はない」と話している。

13番:クリスティアン・ロメロ

13番:クリスティアン・ロメロ

市場価値:5500万ユーロ(80億円)、トッテナム所属の24歳DF。

身長は185cmほどながら、“野獣”との異名で呼ばれるほどの守備能力で相手FWたちを恐怖させる。

フィジカルだけでなく、試合を読む能力にも優れ、ファビオ・カンバヴァーロと比較されることも。メッシもバルセロナに獲得を推薦していたとされている。

アグレッシブなプレースタイルが売りでタックルを好むためにカードを貰うことが多い。ただ、機動力があるためスペースをカバーする能力も高い。父親も「(当時)23歳ながら30歳に見える」と語っていたほどプレーは成熟している。

「Cuti」という愛称で呼ばれているのは、2歳年上の姉がクリスティアンという名前を発音できなかったため。

22番:ラウタロ・マルティネス

22番:ラウタロ・マルティネス

市場価値:7500万ユーロ(108億円)、インテル所属の25歳FW。

身長は175cmほどだが、“エルトロ(牡牛)”の異名で呼ばれるように闘争心とアグレッシブさが売りのストライカー。高い身体能力と得点能力が武器だが、チームのために働ける利他性も兼ね備える。

元選手だった父親はサイドバックで、幼い頃のラウタロもリベロとしてプレーするのが好きだったそう。その後、スピードを評価したコーチがウィングにコンバートし、ラシンでセンターフォワードになったとのこと。

幼少期にはストリートで兄との1vs1の死闘をして技術を磨いたとか。また、支えてくれた両親にも感謝しているそう。

ちなみに、左手首には、ニックネームでもある牡牛のタトゥーを彫っている。

他にもバラやロザリオ、兄弟の名前なども。

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また、かのニーチェの「逆境があなたを強くする」という文言も彫っており、本人は「学校でいつもノートに書いていたフレーズ。常に心にある」と話している。