カタール・ワールドカップ(W杯)で決勝に進出しているアルゼンチンのエースは、言わずと知れたリオネル・メッシ。不世出のスーパースターは、W杯でも様々な金字塔を打ち立ててきた。さらに、フランスとの決勝戦では新たな記録達成がかかっている。

 そんな35歳をFIFAが特集。今回のカタール大会で、W杯には5大会連続で出場となったメッシ。これは最多タイの数字で、メッシのほかには元ドイツ代表のローター・マテウスやポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドが名を連ねる。

 キャプテンとして出場した試合数「19」は単独トップ。過去の5大会でアシストをマークしているのはメッシのみ。ちなみに、決勝トーナメントでの最多アシスト数は元ブラジル代表ペレの6アシストで、5アシストのメッシがこれに続く。

 さらに、フランスとのファイナルでは新たなレコードを樹立する可能性も。
 
 メッシは準決勝のクロアチア戦(3-0)で通算出場試合が「25」となり、最多を保持していたマテウスに並んだ。また、通算出場時間は2194分に達した。現在の最長記録は、パオロ・マルディーニ(イタリア)の2217分だ。

 つまり、メッシが決勝戦で24分以上プレーすれば、通算最多出場試合と同最長出場時間の両記録で単独トップに立つ。

 2002年日韓大会から始まったプレーヤー・オブ・ザ・マッチは最多の10度受賞。10代、20代、30代で得点した唯一の選手であり、フランスとの決勝戦で勝利すれば、元ドイツ代表ミロスラフ・クローゼが持つ通算最多勝利記録「17」に並ぶ。

 バロンドール7度受賞など突出した実績を誇るメッシ。自身初、母国にとっては36年ぶりの頂点を目ざすファイナルでは、記録面にも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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