槙野智章と昌子源。ロシア・ワールドカップ(W杯)を日本代表として共に戦ったDFコンビが、貴重な裏話を披露した。

 両雄は現地時間12月17日に行なわれたカタールW杯の3位決定戦、クロアチア対モロッコの中継の解説で登場。試合前やハーフタイムにコメントし、『ABEMA』のスタジオを大いに盛り上げた。そのなかで、特に息の合ったトークを繰り広げたのは、2-1で接戦を制したクロアチアの選手たちが、メダルを受け取り、記念撮影に向かう場面だ。

 槙野は何気なく「この表彰式の時にどのポジションにいるかが凄い大事。この1枚が物凄い歴史として残るから、どこのポジションを取って、手を上げるとか、顔が被るかとか(の確認)がめちゃくちゃ大事。前列が1番いい。後ろに位置取ると、その前の人たちが手を挙げて喜ぶので、それがちょうど顔にかかる。2列目はちょっと写るのは難しいですね。(自分は)絶対前の真ん中にいますね」と発言。

 すると、昌子は「僕は後ろの端とか。前でも端。マッキーを批判するわけじゃないですが、僕は試合に出て撮った時こそ、試合に出てないメンバーが真ん中で写真に写ってほしい」と“反論”したのだ。
【画像】性格が出る?槙野と昌子の記念撮影時のポジション取りをチェック!
 ただ、日本サッカー界きってのお祭り男も負けていない。「何年か経って見たら、誰が出た、誰が活躍したか分からない。結局そこの中心にいる奴が出たんだな、活躍したんだなと思うので、出てないからこそあそこに行って活躍するのが大事」と訴えた。

 これを受け、5歳年下の後輩は「その時に得するのは僕で、何年か後に損するのは僕です」と、笑みを浮かべた。

 2人はその後も、以下のように白熱のポジション争いについて意見を交えた。

「写真を撮るところのポジション争い結構激しいよね」(槙野)
「あると思います。みんなやっぱりキャプテンがこう(ガッツポーズのジェスチャー)した横にいたいだろうし」(昌子)
「だから整列する前からポジション争いは始まってる。大体タイトルを獲り慣れている人たちって、喜び方やポジションを分かっている」(槙野)

 今後、セレモニーが行なわれる際には、ベストポジションを巡る仁義なき戦いにも、大注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部