元日本代表の前園真聖氏が自身のYouTubeチャンネルで、日本代表がワールドカップでベスト8に進むための課題について語った。

 グループステージでスペインとドイツという強豪を下しながらも、またもラウンド16で散った日本代表について、前園氏は同じく堅守速攻スタイルでベスト4に進んだモロッコを引き合いに出して、こう述べた。

「(モロッコは)カウンターの中にちゃんと繋ぐ意識があって、ただ蹴って走るだけじゃない。守備もできる」
 

 そして「ベスト8以上に行くチームは、カウンターもできてビルドアップもできて、守れる時は守れる。それがバランスよくできる」と続け、森保ジャパンの課題をこう指摘した。

「日本も守備はできる。カウンターとなった時にハマる時もあるけど、100パーセントじゃない。そこからビルドアップする時に、自分たちの強みを増やしていかないと、あれじゃベスト8以上には行けない。繋ぐところは繋ぐ、そのパーセンテージを上げないと。今のサッカーだとここが限界かなと感じている」

 森保一監督の続投が濃厚な日本代表。前園氏は、目標であるW杯ベスト8の達成は、ポゼッションを高めて行かないと厳しいとみているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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