FIFAワールドカップカタール2022のゴールデンブーツ賞(得点王)に、8ゴールのフランス代表FWキリアン・エンバペが輝いた。

 エンバペは初戦のオーストラリア代表戦で1ゴール1アシストの活躍を見せると、2試合目のデンマーク代表戦で2ゴールを記録。決勝トーナメント1回戦のポーランド代表戦では、2ゴール1アシストで全得点に絡んだ。

 決勝のアルゼンチン代表戦では沈黙の時間が続いていたものの、80分にPKを成功させると、81分には圧巻のダイレクトボレーで同点ゴールを記録。延長後半終盤にも再びPKを決め、ハットトリックを達成した。W杯決勝でのハットトリックは、1966年大会の元イングランド代表ジェフ・ハースト氏以来、史上2人目の快挙となった。

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとのデッドヒートを制したエンバペが得点王に輝いたが、フランス代表はPK戦で涙を飲んで連覇とはならなかった。なお、フランス代表選手のゴールデンブーツ受賞は、1958年大会で13得点を挙げたジュスト・フォンテーヌ氏以来となる。

▼ゴールデンブーツ
キリアン・エンバペ(フランス代表):8得点2アシスト 

▼シルバーブーツ
リオネル・メッシ(アルゼンチン代表):7得点3アシスト 

▼ブロンズブーツ
フリアン・アルバレス(アルゼンチン代表):4得点0アシスト
オリヴィエ・ジルー(フランス代表):4得点0アシスト